元汚部屋住人で発達障害のある私が片付けオススメ本をご紹介!!

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(2020年11月13日に更新しました。)

こんにちは、さくらです。

突然ですが、あなたは「片付け」が得意ですか?

発達障害(ADHD、ASD)を持つ私は、片付けが小さな頃から苦手です。

俗にいう「片付けられない女」です。

小4の時に自分の部屋が出来たのですが、片付けが出来なくていつも母に怒られていました。

大学生になって一人暮らしをした時は、当然の如く「汚部屋」暮らしになってしまい、恥ずかしい思いを沢山しました。

そんな生粋の「片付けられない女」だった私を救ってくれた本があります。

それは池田暁子さんの『片づけられない女のための こんどこそ! 片づける技術』です。

今回は私がこの本でどうやって「汚部屋」を脱却していったのかをご紹介していきます。

片付け方がわからない

 
私は小さなころから物を捨てれないタイプでした。
毎月買っていた月刊りぼん、 友達と授業中にやり取りしたメモ、可愛いデザインのアメの包装、何かに使えそうなラップの芯などなど…。
綺麗に収納して取っておくならともかく、乱雑に部屋へポイポイ置いていった状態になっていました。
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ASDのこだわりの強さ(使えそうな物を取っておく)とADHDの注意の長続きしななさ(整理整頓が最後までできない)が相まって表れていたんだろうな。

母に毎日のように部屋を綺麗にしなさいと言われていましたが、とりあえず引き出しや棚に床に落ちている物を突っ込んで、掃除機をかけてオシマイにしていました。
もちろんすぐに部屋はごちゃごちゃになってしまう訳です( ̄▽ ̄;)
「部屋を片付ける」とはどういうことなのかが分かっていなかったから、すぐに汚い状態へリバウンドしてしまっていました。

本との出会い

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引用:片づけられない女のための こんどこそ! 片づける技術より
片付け方がわからない状態で一人暮らしを始めたため、すぐに「汚部屋」状態になってしまいました。
特に実家暮らしのころは家でゴミを燃やしていたため(20年以上昔の田舎だったので)、「ゴミの捨て方」のルールに苦戦してしまい、ゴミ屋敷状態に…(今は大丈夫です)。
部屋を綺麗に、せめて普通の状態にしたいと思いつつどうしたらいいのか悩んでいた時に図書館で見つけたのが、『こんどこそ! 片づける技術』でした。
かわいいコミックエッセイに惹かれて読んでみると、自分と同じ「汚部屋」住人の筆者が悪戦苦闘しながら片付けをしていくという内容。
それまでに読んできた片付け本は「普通の部屋」を「キレイな部屋」にするものばかりでした。
しかし、この本は「汚部屋」から「普通の部屋」へ脱却することを目標にしていたため、その時の私にピッタリな本だったのです。
上の画像のように、私の部屋も足の踏み場がない状態で、何から片付けるべきかわからない状態でした。

基地を作る

 
本と同様に、まず「基地作り」からスタートしました。
机と椅子の周りを聖域のように綺麗にして、大事なもの(はんことか年金手帳とか)が見つかったら机の上に確保していくように。
片付けで疲れても、一息つける綺麗なスペースがあることでモチベーションを落とさずに済みました。

台所を攻める

 
次に筆者さんは難敵の「物を捨てる」に取り組むのですが、これが上手くいかないんです。
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読みかけの雑誌や友人と行った旅行のパンフレットなど捨てるべきか悩んでるうちに、片付ける前より汚くなってしまうのが自分のことかとビックリしましたよ

そうこうしているうちに黒くてやけに素早いアイツ(ゴ〇ブリさんですね)が使用済の食器が沢山入っているシンクに入って行ってしまい、泣く泣くシンクを片付けるわけです。
シンクを片付けることで見つかったカビたスポンジや布巾などを処分していくうちに筆者さんは気付く訳です。
「台所って捨てちゃっていいのかどうか悩むものが少ない」ということに。
言われてみれば確かに、なんとなく取っておいたワサビの小袋とか賞味期限が切れてしまった食材とかは捨てても後悔することが少ないですもんね。
私も実践してみると、台所を攻めることで少しずつ「捨てる」「片付ける」コツをつかめるようになりました。
台所を綺麗に出来たことで、「私にも片付けられる」という自信が湧いてきたのも大きかったです。

今使わないものを捨てる

 

少しずつ片付けを進める筆者さんですが、物を減らすことにやはり苦戦していました。

そんな時に友人と旅行することになって、一生懸命パスポートを探すのですがなかなか見つかりません。

結局、前に旅行した時に使っていたバッグに入っていたのですが、物をひっくり返して探すうちに部屋がグチャグチャになってしまいます。

そんな時に気付くのです。

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引用:片づけられない女のための こんどこそ! 片づける技術より

「イザ要る時にアクセスできなかったら持ってないのとおんなじ」ってことに。

この気付きは私にかなりの衝撃を与えました。

私も部屋に物が多すぎて、ストックしておいたレポート用紙が見つからず新しいのをわざわざ買に出かけることがしばしば。

持っていても必要な時に見つけることができなかったら、意味がないことに私もようやく気付きました。

まず自分が把握できる量まで物を捨てること、これが私の片付けに足りないものだったのです。

今使わないものを捨てると決めてからは片付けが加速し始め、部屋の床が見えるところが増えていきました。

次第に物の居場所を決めることができるようになり、使ったら元の位置に戻すことも出来るようになってきました。

同じ筆者さんの整理整頓の本も名著で、物を捨ててから効率的な整頓を考える時にとても役立ちました。

時間はかかりましたが、私はこうやって「汚部屋住人」から「普通部屋住人」になることができたのです。

現在の私の部屋は? 

 

「汚部屋」から脱却できた現在の私は「普通部屋」の住人として生活を送れています。

メンタルの調子が悪いと部屋が荒れたりはしますが、足の踏み場がないという状態にはなっていません。

今使わないものを捨てる&物の居場所を決めることの大切さをまざまざと思い知らされたのが大きかったのだと思います。

部屋の片づけで悩んでいる方は一度『こんどこそ! 片づける技術』を読んでみてはいかがでしょうか?

まとめ 

  • 名著『こんどこそ! 片づける技術』との出会いで、「汚部屋」から脱却できた
  • 「汚部屋」から脱却するためには「今使わないものを捨てる」ことが大切
  • 基地を作ったり、捨てるものがはっきりしている台所から片付けたりして、片付けのハードルを下げると良い
  • 現状も「普通部屋」でキープすることができている  

今回は『片づけられない女のための こんどこそ! 片づける技術』に出会って「汚部屋」を脱却できた私の体験を紹介していきました。

部屋を綺麗にしたいけど、どこから手を付けるべきか悩んでいる方や片付け初心者の方に是非読んで頂きたい本です。

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。